SC-88 Pro への Digital Out 追加

 

 Roland の MIDI音源、SC-88 Pro に Digital Out を追加しましたので、ご紹介します。

概要

Digital Out に Toshiba TC9231N を使用した、特に難しい所も無い回路です。
SC-88 の内部の出力フォーマットは 32kHz Sampling 18bit なので、32kHz 16bit として出力するため 2bit分を切り捨てます。 ただし、平均レベルが低いデータの時の為に 1bitのみ切り捨てて等価的に +6dB で出力することも出来るようにしてあります。
32kHz出力なので、CD-R に焼くためには サンプリング周波数コンバーターや変換ソフトで 44.1kHz に変換する必要があります。 (サンプリング周波数変換の例
(ただし、こんなこともできます → 44.1kHzで出力する??

 (99/11/18 追加)
※"杉浦 貴彦 さん"より、TC9271 で成功されたとの報告を頂きました。
   (TC9271 を使用した場合
 "杉浦 貴彦 さん" 大変ありがとうございましたm(_ _)m


回路図

SCH.GIF

BCKとX1(マスターCLK)は共通です。(256fs)
出力設定は、コピー許可、EMPH無し、FS32kHz、カテゴリ一般、クロック精度II(1000ppm)です。
同軸出力のみ出力されていますが、光出力が必要な時は適宜 TOSLINK を追加してください。
※T1 123G1 は TDK のパルストランスです。(共立エレショップ

データの取出し

 SC-88 Pro の蓋をあけたところ。Digital 基板。 (左側が前面)
  右上部に追加回路。 前面側中央のコネクタより信号取り出し。

SC88_UP.JPG


 中央部コネクタの拡大

SC88_TRM.JPG

 上から、

  1. 詳細不明 (通常High。発音時のみ41.64Hz 負パルス)
  2. /MUTE ? (発音時High)
  3. /RESET ? (電源ON直後Low、約5秒後High)
  4. LRCK (32kHz)
  5. SYSCLK or BCK (8.192MHz、256fs)
  6. DATA2 (OUTPUT2用)
  7. DATA1 (OUTPUT1用)
  8. Open ?
  9. GND

 4,5,7 を使用 (回路図参照)

これ以外の SC-88 Pro 内部写真

信号波形

SC88_D0.JPG

 上から、DATA、BCK、LRCK

SC88_D1.JPG

 同、LRCK立下りエッジ部拡大
 (データシフトタイミング確認用。 BCK 立下りエッジでシフト)


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