ジッタ検出回路の製作(CDP編)

 

回路図

ジッタ検出回路 回路図

 部品表
IC LMC662 x1
抵抗 (1/4W) 1kΩ x1、10kΩ x1
20kΩ x3、47kΩ x1、100kΩ x2、200kΩ x2
キャパシタ ディスクセラミック 100pF x1、470pF x1
マイラー 0.022μF (223) x1、0.047μF (473) x1
ケミコン 1μF/50V x2、10μF/16V x1、47μF/10V x1
(ケミコンの耐圧は 6V以上ならよい)
コイル 100μH x1  (直流抵抗が10Ω以下、47〜220μH)

電源とGND間に積層セラミック 0.1μF を追加接続しておくほうが良いでしょう。
 さらにコイルL1の左の電源側にも、0.1μF を接続しておくほうが良いでしょう。
CDP-502ESの場合、別にもう1つ 100pF のディスクセラミックコンデンサを用意しておいてください。(後述)


解説

CD-R用の追加回路の場合とは違って、CDプレーヤー側のPLLのVCOの制御電圧を適当な周波数特性のアンプで増幅だけです。
周波数特性はメディア別 再生波形集で使っている回路と同じ になるようにしてあります。

なお、オシロスコープで観測される方は、上回路図のOPアンプ LMC662 の pin 1 (あるいは R6) にプローブを接続することで、メディア別再生波形集 でのオシロスコープによるジッタ波形とほぼ同じ振幅になるように合わせてありますので、それらと比較することが可能です。


基板パターン

実際にはユニバーサル基板に組立てますが、配線の確認も兼ねて基板を作りました。
 使用CADについては、エラー表示回路の製作 の方を参照して下さい。

シルク面
 シルク
 この基板データです。

 CDJT2ED3.LZH (7KB)
 EE Designer III に読込んで使えます。
部品面
 部品面 (配線)
ハンダ面
 ハンダ面 (電源、GND)


ユニバーサル基板に配線する時のため、裏から見たのと同じになるように、上下反転したパターンを示します。

部品面配線図
 上下反転 部品面 (配線用)
ハンダ面配線図
 上下反転 ハンダ面 (配線用)


配線

ユニバーサル基板に配線して組立てます。
配置や配線を考えるのが面倒だと言う場合は、以下の写真のとおりに組立ててください。
(実際に作って動作している基板ですので(^^;;)
まずは、穴位置を参考にして部品を仮止めします。

基板表
 表側

基板裏
 裏側 (上下反転)

裏側は、先にスズメッキ線(抵抗等の部品の切り取ったリード線の流用でも可) とハンダブリッジで、上の基板パターンのハンダ面(配線用) を参考にして配線します。 (電源、GND)

次に、基板パターンの部品面(配線用) を参考にして適当な配線材で配線します。
(ここでは1本だけですが(^^;)
配線材はラッピングワイヤ等の細い単線が扱いやすいでしょう。

配線を終了したら、必ず配線忘れや間違いが無いかを充分に確認して下さい。


信号の引き出し

電源の引き出しは、エラー表示回路の製作 の方を参照してください。
電源線は エラー表示回路 と1本で共用しないで、別々に引き出してください。

(1) CDP-502ESの場合

VCO制御電圧は、エラー表示回路の製作 の内部写真 (5) の位置のVCOピンから取り出します。
VCO制御電圧ピン
 VCO制御電圧チェックピン

※PLL回路の改造
CDP-502ES の場合、PLL回路のループフィルタの高域の特性が適当でなく、VCO自身のジッタがかなり多くて、メディアによる差がほとんど出ない状態になっている ので、下のようにOPアンプにコンデンサ(100pF)を追加して補正します。
(なお、この補正によって CDP-553ESD と同じ回路になります。
 要するに 553で改良されたということでしょう(^^;)

100pFの追加位置
 OPアンプの 2、3ピン間に、100pF を追加します。

(2) CDP-553ESDの場合

VCO制御電圧は、エラー表示回路の製作 の内部写真 (3) の位置のVCOピンから取り出します。

 VCO制御電圧チェックピン(PLL V)


動作確認

配線間違いが無いか充分確認後、電源を入れてください。
(チェック時は、追加基板がショートしないよう、絶縁に充分注意して下さい)

追加基板のジッタ出力信号は、PCのサウンドカードの Line In に接続してWaveSpectra等で波形をモニターするか、ラジカセ、アクティブスピーカ等のAmpへ接続して音を聞けるようにしておいて下さい。
ただし、再生中以外は、ほぼフルスケールの大変大きなノイズが出力されるので、音量に注意しておいて下さい。
(WaveSpectraで波形モニターする場合は、Waveの縦軸倍率を x1 か x2 にしておいてください)

適当な音楽CD(CD-DA)を再生して、正常に動作しているか確認して下さい。


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