回路図
IC | 74HC139 x1 |
抵抗 (1/4W) | 10kΩ x3、20kΩ x2 |
抵抗アレー (8個入りシングル) | 470Ω x1 (390〜680Ω) |
キャパシタ | ケミコン 10μF/16V x1、47μF/10V x1 (ケミコンの耐圧は 6V以上ならよい) |
スイッチングダイオード | 1S1588相当品 x3 |
小信号用トランジスタ | 2SC1815相当品 x1 |
LED | 出来るだけ高輝度の物 x6 (基板上に直接並べて取り付ける時は約2.5mm幅の物) |
※さらに電源とGND間に積層セラミック 0.1μF
を追加接続しておくほうが良いでしょう。
※サウンドカード等でモニターしたり記録したりする必要の無い場合は、
右側のブロック(D1〜D3やTR1等)は製作する必要はありません。
※MUTE機能を働かせないようにする時は、GNDに接続しておいてください。
解説
CX23035 のエラーモニター出力 C1F1,C1F2,C2F1,C2F2 をデコードするだけです。
C1F1 | C1F2 | エラー | 点灯LED |
0 | 0 | C1 エラーなし | --- |
0 | 1 | C1 1 エラー訂正 | LED1 |
1 | 0 | C1 2 エラー訂正 | LED2 |
1 | 1 | C1 訂正不能 | LED3 |
C2F1 | C2F2 | エラー | 点灯LED |
0 | 0 | C2 エラーなし | --- |
0 | 1 | C2 1 エラー訂正 | LED4 |
1 | 0 | C2 2 エラー訂正 | LED5 |
1 | 1 | C2 訂正不能 | LED6 |
(実測値)
CX23035(CDX1125Q)のピン接続はつぎの通りです。
C1F1: 62
C1F2: 63
C2F1: 64
C2F2: 65
(PLCK: 70)
実際にはユニバーサル基板に組立てますが、配線の確認も兼ねて SC-88 Pro の時と同じCAD (EE Designer III) で基板を作りました。
シルク |
この基板データです。 CDER2ED3.LZH (8KB) EE Designer III に読込んで使えます。 |
部品面 (配線) |
ハンダ面 (電源、GND) |
ユニバーサル基板に配線する時のため、裏から見たのと同じになるように、上下反転したパターンを示します。
上下反転 部品面 (配線用) |
上下反転 ハンダ面 (配線用) |
配線
ユニバーサル基板に配線して組立てます。
配置や配線を考えるのが面倒だと言う場合は、以下の写真のとおりに組立ててください。
(実際に作って動作している基板ですので(^^;;)
まずは、穴位置を参考にして部品を仮止めします。
表側
裏側 (上下反転)
裏側は、先にスズメッキ線(抵抗等の部品の切り取ったリード線の流用でも可) とハンダブリッジで、上の基板パターンのハンダ面(配線用) を参考にして配線します。 (電源、GND)
次に、基板パターンの部品面(配線用) を参考にして適当な配線材で配線します。
配線材はラッピングワイヤ等の細い単線が扱いやすいでしょう。
配線を終了したら、必ず配線忘れや間違いが無いかを充分に確認して下さい。
信号の引き出し
各信号は、以下の箇所から引き出します。
(1) CDP-502ESの場合
(1) 電源 (+5V) |
(2) GND はバーへ接続 |
(3) 上から C1F1、C1F2、C2F1、C2F2 |
(4) MUTE |
(5) はPLL回路(ジッタ検出回路の製作の方を参照)
(2) CDP-553ESDの場合
(1) +5V(左側のジャンパ線)、 GND(バー、又はすぐ下のジャンパ線) |
(同じく 1) C1F1、C1F2、C2F1、C2F2 |
(2) MUTE |
(3) はPLL回路(ジッタ検出回路の製作の方を参照)
動作確認
配線間違いが無いか充分確認後、電源を入れてください。
(チェック時は、追加基板がショートしないよう、絶縁に充分注意して下さい)
電源を入れた時点では、ミュートが働いているのでLEDは点灯しません。
メディアを挿入して普通に再生させてみてください。
極普通の状態のメディアなら、LED1 が点滅する程度のはずです。
(点灯時間が短いので、かなり暗いですが、それで正常です)
キズ等があれば、もっと右のLEDまで点灯します。
(反射面にわざとクサビ状のテープ等を張ったテスト用メディアでチェックすることで
確認することができます)